縫合糸

手術用縫合糸は、古代より木綿糸、絹糸、腸線などが使われていた歴史があります。その後、合成糸のナイロン、ポリエステル、合成吸収糸が出現し、汎用されております。しかし、縫合糸としてすべての条件を満たす糸というものは皆無であり、またその必要性もありません。重要なのは目的にかなった糸を選ぶ事です。

形状による縫合糸の区分について

縫合糸の素材による区分

縫合糸の形状による区分

モノフィラメント(単糸)


単一のフィラメントからなる糸
一般的に組織通過性が良い反面、結節が緩みやすい欠点があります。

マルチフィラメント(編糸)


細いフィラメントを編み込んだ糸
一般的に結紮が緩みにくく取り回しやすい反面、組織通過性が悪い欠点があります。柔軟であることから、太いサイズになるほど操作性が有利となるため、強度の求められる術部の閉創に多用されます。

縫合糸の太さ

非吸収性縫合糸基準(薬生発1224第4号 平成27年)
公称号数、直径、引張り強さ、引き抜き強さ
公称号数 メトリックサイズ 直径(単位 mm) 引張り強さ
(単位 N)
針付引き抜き強さ(単位 N)
平均値 各測定値
12-0 0.01 0.001 〜 0.009 0.01 †
11-0 0.1 0.010 〜 0.019 0.06 † 0.07 0.05
10-0 0.2 0.020 〜 0.029 0.19 † 0.14 0.10
9-0 0.3 0.030 〜 0.039 0.42 † 0.21 0.15
8-0 0.4 0.040 〜 0.049 0.59 0.49 0.25
7-0 0.5 0.050 〜 0.069 1.08 0.78 0.39
6-0 0.7 0.070 〜 0.099 1.96 1.67 0.78
5-0 1 0.10 〜 0.149 3.92 2.25 1.08
4-0 1.5 0.15 〜 0.199 5.88 4.41 2.25
3-0 2 0.20 〜 0.269 9.41 6.66 3.33
2-0 3 0.27 〜 0.349 14.1 10.8 4.41
0 3.5 0.35 〜 0.399 21.2 14.7 4.41
1 4 0.40 〜 0.499 26.7 17.6 5.88
2 5 0.50 〜 0.599 34.5 17.6 6.86
3 and 4 6 0.60 〜 0.699 47.8 17.6 6.86
5 7 0.70 〜 0.799 60.4 17.6 6.86
6 8 0.80 〜 0.899 71.3 17.6 6.86
7 9 0.90 〜 0.999 88.6 17.6 6.86
8 10 1.00 〜 1.099 88.6 17.6 6.86
9 11 1.10 〜 1.199 88.6 17.6 6.86
10 12 1.20 〜 1.299 88.6 17.6 6.86

※ 引張り強さの最小許容値は、減菌済み縫合糸に適用される。未減菌縫合糸の最小許容値はこれより25%高い。

† 号数9-0以下の細い縫合糸の引張り強さの測定に際しては、結び目を作らずそのまま計測を行う。

吸収性合成縫合糸基準(USP41版)
USP Size メトリックサイズ(Gauge No.) 直径(単位 mm) 結紮抗張力
(単位 kgf)
結紮抗張力
(単位 N)
最小 最大
12-0 0.01 0.001 0.009
11-0 0.1 0.010 0.019
10-0 0.2 0.020 0.029 0.025* 0.24*
9-0 0.3 0.030 0.039 0.050* 0.49*
8-0 0.4 0.040 0.049 0.07 0.69
7-0 0.5 0.050 0.069 0.14 1.37
6-0 0.7 0.070 0.099 0.25 2.45
5-0 1 0.10 0.149 0.68 6.67
4-0 1.5 0.15 0.199 0.95 9.32
3-0 2 0.20 0.249 1.77 17.4
2-0 3 0.30 0.339 2.68 26.3
0 3.5 0.35 0.399 3.90 38.2
1 4 0.40 0.499 5.08 49.8
2 5 0.50 0.599 6.35 62.3
3 and 4 6 0.60 0.699 7.29 71.5
5 7 0.70 0.799

*USP9-0 及び 10−0 の抗張力は結紮をしない状態で測定したものです。

弊社では号数について0を 1-0 と表示しております。



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